10.5 GHz のフェーズドアレイレーダー「AERIS-10」のハードウェアと FPGA、ファームウェア、Python GUI まで公開しているプロジェクト。回路図や基板データも含む。
できること
- 回路図、基板レイアウト、製造データ、部品のデータシートを公開
- 3km 版(8x16 パッチアンテナ)と 20km 版(32x16 スロット導波管アレイ)の2構成
- ±45° の電子ビームステアリング(方位・仰角)
- FPGA(XC7A50T)でパルス圧縮、Doppler FFT、MTI、CFAR を処理
- STM32 マイコンが電源シーケンスと各 IC の設定を担当
- 地図連携つきの Python GUI、GPS / IMU による位置・姿勢補正
使い方
ソフトウェアとして入れるものではなく、ハードウェアを作る前提。README と番号付きのディレクトリ(回路図、シミュレーション、FPGA、ファームウェアなど)に沿って読む。GUI などのホスト側は Python 3.12 以上。リリースに FPGA 用の bitstream がある。
活用できそうな場面
- フェーズドアレイや FPGA 信号処理の実装を学ぶ教材として読めそう
- SDR やレーダーの自作を試したい人の設計資料に使えそう
向いている人
無線・レーダー・FPGA に詳しい研究者やハードウェア自作の上級者
技術
Xilinx Artix-7 FPGA(Verilog と思われる)、STM32F746、Python GUI、MATLAB / openEMS によるシミュレーション。使用 IC に AD9523-1、ADF4382、ADAR1000 など。ハードウェアは CERN-OHL-P、ソフトウェアは MIT と README に書かれている。
注意点
README に Status: Alpha、Features: Work in Progress と明記されている。ハードウェアの製作と、高周波・電波の知識が必要で、電波の送信には各国の免許や法規制が関わると思われる。最終 push は2026年6月で、最近は更新が止まっている。GitHub 上の主言語が PLSQL になっているのは誤判定と思われる。README に 3km / 20km の射程があるが、実機での検証結果は確認していない。