表計算(Excel のようなもの)、文書、スライドの編集画面を、自分の Web サービスに埋め込むための TypeScript の SDK。ブラウザでも Node.js でも同じ API で動き、数式エンジンも持つ。最近は、AI エージェントに Office の文書を作らせる土台として売り出している。
できること
- Web アプリの中に、表計算や文書の編集画面を埋め込む
- 独自の数式エンジンで、表計算の数式を計算する
- 画面なしで Node.js から、ブックや文書を読んだり書き換えたりする
- 必要な機能だけを plugin として組み合わせる。React、Vue、Web Components と組み合わせられる
- AI エージェントに、決まった API で Office の文書を作らせたり直させたりする
使い方
npm で @univerjs/... のパッケージを入れる。手早く始めるなら、用意された組み合わせ(Preset Mode)を使う。細かく選ぶなら、UniverSheetsPlugin などを自分で登録する(Plugin Mode)。詳しくは docs.univer.ai。
活用できそうな場面
- 社内ツールに、Excel のように編集できる表を組み込むのに使えそう
- サーバー側でスプレッドシートを生成・計算するバッチ処理に使えそう
- AI エージェントに、報告書の表やスライドを作らせる仕組みの土台として使えそう
向いている人
自分の Web サービスに、表計算や文書の編集機能を組み込みたいフロントエンド・フルスタックの開発者
似ているもの
- Handsontable / AG Grid:Web 用の表のコンポーネント。こちらは数式エンジンや文書・スライドまで含む
- OnlyOffice / Collabora Online:ブラウザで動く Office スイート。こちらは組み込み用の SDK という位置づけ
技術
TypeScript。Canvas で描画する。ブラウザと Node.js で動き、React、Vue、Web Components に対応する。pnpm の monorepo。
注意点
リポジトリは 2022 年からあり、新しいものではない(v1.0 系)。README に「共同編集などは、機能によってパッケージの提供範囲とライセンスが違う」とあり、一部は有料版の機能と思われる。README の冒頭は「AI エージェント向け」を強く打ち出しているが、中身は Office 系の SDK。