複数の AI エージェント(Claude Code、Codex、Cursor、自作の Bot など)に仕事を割り振り、進み具合と費用をまとめて見るための、自前で動かす Web アプリ。チケット管理の画面に、組織図・予算の上限・承認の流れ・定期実行を足したものに近い。

できること

  • タスクをチケットとして作り、エージェントに割り当てて、会話と tool call の履歴を残す
  • エージェントを決まった間隔で起こし(heartbeat)、担当のタスクを進めさせる
  • エージェントごとに月の予算を決め、超えたら止める
  • 人とエージェントを混ぜた組織図を作り、役割・権限・承認が要る操作を決める
  • 1つのサーバーで複数の「組織」を分けて管理する
  • 組織・エージェント・skill の設定を書き出して、別の環境に取り込む(秘密情報は除かれる)
  • スマホの画面から状況を見る

使い方

https://paperclip.ing/install.sh を取ってきてチェックサムを確かめてから bash install.sh で入れる(Node.js 24.11 以上を用意し、対話式の初期設定が始まる)。手元では PostgreSQL が組み込みで自動的に作られ、API は http://localhost:3100 で動く。本番では自前の PostgreSQL を指定する。Dockerfile もある。

活用できそうな場面

  • Claude Code をいくつも並行で動かしているときに、どれが何をしているかをチケットで追うのに使えそう
  • 日次のレポート作成など、決まった間隔でやらせたい仕事をエージェントに定期実行させるのに使えそう
  • エージェントの暴走で API の費用が膨らまないよう、予算の上限をかけるのに使えそう

向いている人

複数のコーディングエージェントや Bot を同時に動かしていて、管理が追いつかなくなっている人

似ているもの

  • Linear / Jira:人向けのチケット管理。こちらはエージェントに割り当てて自動で進めさせる前提
  • CrewAI / AutoGen:エージェントどうしの連携をコードで書くフレームワーク。こちらは既存のエージェントを外から束ねて管理する画面とサーバー

技術

TypeScript(Node.js のサーバー、React の画面、CLI)。PostgreSQL(手元では embedded-postgres)。pnpm の monorepo。MCP サーバーのパッケージも含む。Linux と macOS ではバックグラウンドのサービスとして入れられる。

注意点

README は「AI の会社を経営する」「$1M MRR」といった宣伝の言い回しが多く、実際に何ができるかは機能一覧から読み取る必要がある。エージェントを24時間自律で動かす使い方を勧めているので、使うなら権限と予算の上限を先に決めておくのがよいと思われる。作られて約7か月で、更新がとても頻繁(バージョンは日付の形)。